写真はPRESSIANから(孤立した警察を保護する市民)
韓米が協商したアメリカ産牛肉輸入に関する内容を告知する(26日予定)ことに反対する市民のデモは25日の夜、爆発の極に達した。
一方李明博政権と警察も必死になって、デモを鎮圧しようとした。今までのやり方とは180度に変わり、その様子は無法と不法の暴力を伴う恐ろしいものである。これで李政府は国民の強烈な抵抗に直面するだろう。
李政権は協商した内容を国民に説得する期間も持たず、いきなりその内容を告知しようとする。それは民心を無視した独善と独裁にほかならない。
ブッシュの韓国訪問が延期された背景には、李明博に協商内容の告知を催促するようなアメリカからの圧力があったかもしれない。そして、その圧力が国民に対する政府の態度に何らかの形で影響を及ぼしたのかもしれない。
李大統領としてははやく牛肉輸入問題を解決し、軽い気持ちで来月行われるG8首脳会談(日本)の席でブッシュに会いたいという焦りの気持ちがあるだろう。だからと言って、市民に暴力を振るうことが許されるだろうか。
李明博政府の正体を目で明らかに確認する一晩であった。暴力的な警察は市民に向かって水鉄砲を打ち、盾を振り回した。
警察が歯で噛み、指が切断され病院に送られた市民もいれば、警察の盾に鼻骨が折れた人もいる。新聞記者も彼らに蹴られ、孤立した市民は無差別に殴られた。
これで民主国家といえるのか。李政府は民主主義を諦めたのだろうか。私は最初から李大統領の道徳と哲学の貧困、あるいは成長主義を警告する国民の声に耳を傾けるべきであると強調したのだが、誕生して6ヵ月も経っていない政権がこれほど暴力的で、非民主的思考に囚われるとは思わなかった。
昨夜野党の国会議員を含め強制連行された市民は100人を上回る。保守政権の登場で韓国の歴史は後戻りしているような気がする。
日本のみなさん、韓国の状況に注目してください。
写真はOHMYNEWSから