光州ではお世話になりました
Kameda 2008/07/31(木) 14:30 HP

金正勲さま

 「5.18民衆抗争」の墓地を案内していただき、当時の日本や韓国をめぐる状況を

あらたに想起しました。

 1970年代、80年前半、韓国に行くという選択は無い(現実的にビザが出るかどうかということも含めて)という、20代の私が居ました。

 また軍隊の残虐性に関しては、甲午農民軍に対する日本軍によるジェノサイドに関して喚起しました。

 「日清」戦争に覆われた歴史であり、多くの日本人が認識する機会がない(奪われている)軍隊の行為の一つです。

 http://yamanohon.exblog.jp/8394339/

 今回の旅の画像の一部です。

                     断続的に小雨が降るソウルより。

RE:光州ではお世話になりました
金 正 勲 2008/08/09(土) 10:02

 

 写真は「OhmyNews」から  「光州市民の皆さん、どうか私たちを」と叫ぶシネ
      

 

ブログでは文字制限がありますので、掲示板に書いていただくのが便利でしょう。

東京は大変でしたね。地震のない、落ちつきのある首都というイメージだったのですが、東京まで揺れると。傷心をいやしたい思いです。

平和な世界を祈りますが、色々なことが起こっています。北京オリンピック開幕式に参加したロシアのプーチン総理は「南オセチアで戦争が始まった」と宣言し、戦争勃発を公式に認めたといいます。

此れに対し、グルジアのサーカシビリ大統領は「ロシア戦闘機がグルジアの領空を浸入し民間人の住む町に爆撃を加えた。我国境線を確保するため全国民は戦う」と武力で対応する意志を明らかにしたそうです。

世界平和祝典、オリンピックの開幕日に戦争が始まったというパラドックス。人類歴史に残ることであるに間違いないと思います。

外信によると、グルジア軍の攻撃で、南オセチアで市民1000余名が死亡したということですが、領土問題で人間を殺戮するのは国家権力でしょう。

改めて民間交流の重要性を認識するところです。

南オセチアが独立した場合、石油輸送に支障が生じる可能性をもっとも恐れるグルジアと、南オセチア独立を推進するロシアとの激突ですから、また油価が上がると大変です。

いま韓国は油価高騰(アメリカのイラク攻撃も一つの原因)で社会問題になっているのですが、おそらく日本も前よりガソリン代は上がったのではないでしょうか。

そういえば「華麗なる休暇」に欠落しているところで、アメリカの役割という問題も取り上げられている現実を意識せざるをえません。

映画評のリンク感謝します。

 

RE:光州ではお世話になりました
kameda 2008/08/08(金) 16:21 HP

金正勲さま
 昨日アップの「韓国通信23号」読ませていただきました。ブログコメント欄は500文字の制限があり、こちらに書かせてもらいます。

 東京は今日の昼前、最大震度4(西部・多摩地域〉の地震があり、真ん中よりやや東部に近い世田谷のわが家、古い木造の借家はコンクリートの建物に比べ耐震性もなくかなり揺れ、倒れることも覚悟しました。
 たいがいの揺れには慣れていますが今回のは、「ゆっくりと大きく」ではなく「ドン」と突き上げるような揺れで、多少驚きました。幸い一瞬の揺れで無事でしたが。
 東京は最高気温が35℃を連日越えています。

 秋のシドニー訪問の回顧、涼しく読ませていただきました。

 私の蔵書にも韓国のみなさまの著作や、将来に「読む」であろと決意して購入したシン・チェホの著作集など韓国語文献の文献が30数冊あります。
「韓国語」ができない我が身の立場も顧みず、所蔵していることに「早く学べ」というプレッシャーを感じています。

 幸い韓国の鉄道時刻表はごく一部に漢字とアルファベット表記がありムグンファ号やKTXの乗継ぎを定価5,000ウォンの時刻表雑誌から読み取ることはできました。

 釜山の地下鉄は利用した幾つかの駅で電車の入線ごとに行く先案内が韓国、日本語、中国語の順で案内があり、終点の駅名を確認していれば安心して乗れました。

 大阪の友人から頂いたDVDの「華麗なる休暇」を観ました。

 冒頭の日常社会描写は軍隊の暴圧を際立たせ、普通の市民、学生がまず自分たちの家族、友人を守るために決起して行くプロセスを説明できたと思います。

 しかし金さんも批評をしているように、同庁を「死守」する市民部隊への支援、差し入れの描写がほとんどなく後半は限られた人物に焦点があたってしまいます。

 劇映画の限界といえば、その通りなのでしょうが28年の歳月の後に、軍事政権崩壊からも20年近くに制作をするならば限りなくドキュメントに近い「劇映画」という手法の選択肢もあったのではないでしょうか。

 国立墓地で私たち、あるいは私のために日本語版の記録映像を上映していただきましたが、1980年の日本に居た立場として感情抜きで観ることはできませんでした。

 ソウルからアップした下記ブログに追記で「JanJan」の映画評をリンクさせていただきました。http://yamanohon.exblog.jp/m2008-07-01/

RE:光州ではお世話になりました
金 正 勲 2008/08/01(金) 07:32

 

    写真は「アジア経済」からー「5・18民主化運動」28周年記念式に参加した日本人教授ら

      

 

「5・18民主抗争」の記念館で日本語映像で1980年光州民主化運動の状況を見ることができ、よかったと思います。

光州に特急ホテルが次々とできるので、映画「光州5・18」の場所を訪れる日本人訪問者は増えるでしょう。

何より「5・18国立墓地」の事務室の中で、日本留学のため日本語を学んでいた女子高校生二人の顔が浮かびます。亀田さまもそれに親密感を覚えたのではないでしょうか。

5・18民主聖地で汗を流しながら日本語学習に励んでいる女子高校生の姿から韓日関係の未来が展望できると思います。

 

 


朝鮮通信史資料館
金 正 勲 2008/07/31(木) 10:56

 

                        写真は「financial news」から

                 広島県下蒲刈 にある朝鮮通信史資料館「松濤園」の正門

 

       

   

朝鮮通信史文化事業会」は、来る2日〜3日日本の対馬で開かれる「アリラン祝祭」の朝鮮通信史行列に予定通り多くの参加者を派遣する意思を明らかにしたという。

最初釜山影島区の庁長は、領土問題も意識し、行列に不参を宣言したのだが、心を入れ替えたようだ。

正しい判断だと思う。韓日間の懸案によって、交流が中止されるようなことがあってはならないだろう。むしろ、両国間の異見は、絶え間ない交流と協力で解決されるのではないか。

朝鮮通信史行列に重要な役を担当する某氏は「政治論理に揺れない民間交流こそ昔の通信史らの交隣精神を取戻す切っ掛けになるだろう」と述べ、文化事業会関係者も「このような時だから、民間次元の交流行事を通じて、他国の文化を理解するべきだ」と主張したという。

彼らの言葉に交流の歴史を学ぼうとする真摯な姿勢が垣間見られる。

文化事業会は対馬でのアリラン祝祭を契機に8月23〜24日には下関で、そして10月には東京で朝鮮通信史行列を再現し、韓国の文化公演を行う。

一方来月1日〜3日には釜山海雲台BEXCOで韓日の市・道・県 (八つ)が参加する「2008韓日漫画フェスティバル」が開催されるようで、国内外の注目を浴びている。

  
韓国では釜山、慶尚南道、全羅南道、済州道、日本では岡県、賀県崎県、口県が参加するらしいが、官民一体で韓日交流に臨む意味ある行事になるに違いない。

そこには韓日漫画専門家、学生、デザイナなど1万5千人が参加する中、各種展示会と映画上映も行われ、なお一般市民も加わるわけだから、雰囲気は盛り上るだろう。 

この機会を通じ、中断されたすべての交流が復活するよう願ってやまない。

  


光州に何と特1級ホテルが二つも
金 正 勲 2008/07/28(月) 09:27

 

                        写真は「アジア経済」から 「工事中の無等パークホテル」

        

 

光州に二つの特急ホテル(1級)が9月中営業を始める予定である。

一つは無等山の入口にある光州無等パークホテルで、5月から10億円を投入し、特1級ホテルを目標に全面的な改造に力を注いできたのだが、今度特1級ホテルとして許可を得たそうだ。 


光州無等パークホテルは、10階に客室117個を設置し、一階のロビーは新しい雰囲気を演出するようなものに整え外国からのお客を迎えるという。

一方、西区に世界的ホテルチェーンのラマダも、「ラマダプラザ光州ホテル」というホテル名で来る9月開館するらしいので、注目を引いている。いま工事もほとんど終わり、外国人観光客誘致に拍車を掛けているようだ。

また金大中コンベンションセンターの近辺では最先端規模の特急ホテル(1級)の工事も進められており、それができたら光州には三つの最新ホテルが建つことになり、国際行事を誘致するに不便な点はないだろう。
                                

光州から務安国際空港まで高速バスで30分。

だが、まだ日本路線が少ないのが残念。

東京と大阪路線は絶対設けるべきだという世論があるので、これからが楽しみ。

 

 

 


竹島(独島)問題の解決に向けて
納谷昌宏 2008/07/26(土) 10:58

金先生と私というお互い信頼関係の厚い関係であっても、意見の異なる部分があり、

この問題は本当に解決が難しい。

ましてや敵対関係にある者どうしの領土問題、たとえばパレスティナ紛争、チェチェン

紛争、カシミール紛争、チベット問題、北アイルランドの問題など、解決がどれほど困

難か分かる気がする。

世界は何と多くの解決困難な問題を抱えていることだろう。

 

しかしながら幸いなことに、竹島(独島)問題について、日本人はそれほど大きな問題

だとは思っていない。

うちの学生の意見を紹介したように、まず竹島の名前すら知らない日本人も多いのだ。

はっきり言って関心がない。どうでもいいのだ。

 

(実は私もそうだ。竹島(独島)は、別に韓国のものであってもよいと思っている。自

分自身の問題とは関係ないからだ。島根の漁民には申し訳ないが・・・。もし韓国の美

人女性がボクと結婚してくれるんだったら、ボクも喜んで日本大使館の前へ行って、抗

議のコブシを振り上げたいなー! まあ、ボクのレベルはこんな程度だ)

 

いずれにせよ日本では、竹島(独島)問題に関してナショナリズムが冷めている。(騒

いでいるのは、一部の自民党議員だけだ)

日本人は平等な領土問題だと考えているから、気持ちに余裕があるのだ。

これは、これまで「竹島は日本固有の領土」という教育を受けてこなかったことが幸い

しているとも言えよう。

もし、日本の教科書に日本固有の領土と記述してしまえば、これを信じ込む日本人が大

量に生み出され、韓国と同じように一元的な思考しか出来なくなってしまう。

そうすれば韓国のナショナリズムと対立することになり、戦争になってしまう。大変な

ことだ。

だから我々は、日本の教科書に固有の領土だと記載させることは、絶対に阻止しなけれ

ばならないと思う。

 

と同時に韓国側にお願いしたいのは、「竹島(独島)問題=植民地支配」という図式以

外に、お互い平等な領土問題という図式もあるんだよー、ということを韓国国民にわか

ってもらうよう働きかけてほしいということだ。

でないとナショナリズムがさらに燃え盛ってしまう。

ナショナリズムが強いと、精神的に苦しむのは自分自身だ。

 

昨日のテレビでは、血書(指から血を出して文字を書くこと)を書く人の様子が映って

いた。

本当に驚きだ。驚くというより、笑ってしまった。(失礼な言い方ですみません)

自分のほうが強いのに、何をそんなに怒っているのだろう?

とても不可解だ。韓国のほうが有利な立場なのに・・・。

 

領土問題なのに、この問題とは関係のない元従軍慰安婦の女性が登場し、こぶしを振り

上げていた。

日本人から見ると、不思議な光景だ。

 

平等という立場から言えば、実効支配という圧倒的に強い立場にあるにもかかわらず、

韓国人のほうが眉をしかめて、苦しそうに抗議をしている。

この問題に関連して植民地支配をイメージするから、自分が今でも弱い立場にあると考

えてしまうのであろう。

何だか可哀想な気がしてしまった。(失礼な言い方で、ごめんなさい)

 

こうした事実は、やはり「竹島(独島)問題=植民地支配」という図式が頭から離れが

たく結びついているからではないか。

 

こうした融通性の無い思考を、前回、思考停止状態と表現してしまった。(失礼な言い

方だったと思うので、その点は誤ります。ごめんなさい)

 

でもこうした一元的な思考が韓国人自身を苦しめているようにも思える。どうしてあん

なに苦しそうな顔をして、抗議するのか? どうしてあんなに怒りに満ちているのか?

 

韓国側があまりに感情的で、冷静に話が出来ない状態にあるような気がするので、金先

生には、ぜひ別の思考方法があるということを、マスコミを通じて教えてあげて欲しい。

そうすれは、韓国人の気持ちに余裕が出来ると思う。

 

戦後60年、韓国も世界で経済力11位の大国になった。超一流国家だ。多くの産業分

野では、既に日本を凌いでいる。(ソニーはサムスンの液晶技術を借りなければ、会

社そのものが成り立たなくなっているそうだ)

さらに2015年には、日本のGDPを追い抜き、世界第6位の超大国になるという予

測もある(米ミシガン大調査)

 

もうそろそろ韓国も、被害者意識オンリーから脱する時期に来ているのではないだろう

か。

 

さて、内藤先生の研究はこの問題の解決に、大きな役割を果たすかもしれない。

この研究の特徴は、日本がこの島を領土とする前に、既に朝鮮の領土として日本側が認

めていたという点であろう。

この一時期をもって領土問題の決着とするかどうか、異論が出る可能性もあるが、しか

し今後多くの日本人が内藤先生の論に納得し、これを受け入れれば、朝日新聞や毎日新

聞の社説でも「竹島は韓国の領土だ」と主張するようになるだろう。

今は全くノーコメントを貫いている社民党もそう主張するようになるかもしれない。

 

今回、驚いたのは共産党の主張だ。「竹島は日本の領土だ」とはっきり述べている。

日本軍国主義と命がけで闘ってきた政党が、なぜあんなことを言うのか。

共産党がいい加減な論を展開するわけがないし、綿密に調査を重ね、確かな文献に基づ

いてそのように主張していると思うので、この主張の根拠が知りたいところだ。

 

世宗大学の朴裕河先生は確か「和解のために」という著書の中で、「竹島(独島)の共

同管理」を提案したと聞いている。

まだ読んでいないのでよくわからないが、「植民地近代化論」に基づいているのかいな

いのか、これからも勉強していきたいと思う。

ただ一ついえることは、朴裕河先生の発言には、韓国の経済力に裏打ちされた自信、日

本とすべての点で対等に渉り合えるという自信に満ちている点だ。

韓国人として気持ちに余裕がある。新しいタイプの韓国人だと思う。

 

最も残念なことは、竹島(独島)問題で民間どうしの交流が断たれたりしていることだ。

金先生には、ぜひ竹島(独島)問題とは切り離し、交流を復活するよう韓国のマスコミ

に働きかけていただきたい。

 

「雨降って地固まる」という諺にもあるように、この問題をきっかけに互いの考え方の

相違点を理解し、その相違点を乗り越えることによって、さらに日韓の友好関係が深ま

るよう願っている。

RE:竹島(独島)問題の解決に向けて
金 正 勲 2008/07/26(土) 21:43

 

                      写真は「聯合ニュース」から                  

       

 

 

ご指摘に感謝します。

 

韓国人には重要な問題ですので、ご理解していただきたいと思います。

 

いわば韓国人は、植民地主義の影響が内包された懸案として認識しているから、余裕がないように見えるかもしれません。

 

また歴史歪曲、靖国神社、憲法改正などの問題が今日も日本で次々と起こっており、軍国主義時代を想起するような、また日本の勢力拡張を警戒するような意識に囚われているのも事実です。

 

以前にも説明したと思いますが、韓国のナショナリズムたるものには独特な部分があります。

植民地時代の傷痕がまだ残っていて、韓国人の考えには解放主義的な思考も内在しているのでしょう。

 

だから韓国人が普通国歌を歌い、国旗を振るのは独立国家の国民であることを確認するようなもので、日本右翼のような考え方に起因する行為ではありません。(日本大使館前での行為は一部の過激派によるもので、申し訳ないと思います) 

 

5・18民衆抗争のとき多くの光州市民が国旗を手に握ってたたかったのも、韓国の未来に気掛かりを持っていたからでしょう。

 

今朝元金大中大統領は、「敏感に反応する必要はない」し、「歴史的文献などをよく整理するべき」と述べました。

そして冷静な対応を注文し、敏感に反応すると、日本右翼はもっと騒ぐと言い、領土問題と韓日友好関係を区別することを強調しました。

 

まったく同感です。なぜ李明博大統領は、独島問題は政府と関連機関で対応し、一般市民は韓日交流を進めるよう言わないでしょうか。

なぜ過激な行動と感情的な発言を控えるよう国民に説得しないでしょうか。

 

むしろ支持率と政治的目的だけを念頭においているためか、市道が日本との交流を保留することを傍観しているようで、外交下手な極致です。

 

このような時期だからこそ、韓日青少年交流などを活発に進め、両国の歴史教育の現実を認識させる必要があるでしょう。

  

政府は領土問題を含め韓日関係を進展させるために、国家助成金を増やし、韓日歴史学者の会合や共同研究をより活性化しなければならないと思います。

    

民間団体は国家統制に逃れ、文化交流により積極性を見せるべきでしょう。

 

正しい歴史認識こそ韓日懸案を解くカギかも知れません。

いま論文作業に追われており、すぐ対応はできませんが、折りを見て私の考えを整理してみたいと思います。

          

これからもよろしくお願いします。

   

   


竹島(独島)問題の平和的解決
納谷昌宏 2008/07/24(木) 16:16

 

前回、竹島(独島)の問題を植民地支配の問題と切り離して考えるべきだと述べたが、

これは非常に重要なポイントだと思う。

「植民地支配」という言葉は、「自国の領土が他国に奪われる」という意味であるが、

この言葉には、もともと当該の土地(この場合は竹島)が自国の領土であるという前提

がある。

ところが今、問題となっているのは純粋に領土問題であるということ、すなわち当該の

土地の所属そのものが問題となっているのである。

従って韓国側が「植民地支配」という用語を使うこと自体が、そもそもおかしいのだ。

 

それから19世紀から20世紀にかけて、日本が策略を凝らし、どんなに酷いやり方で

朝鮮領土を日本領土化(あえて植民地支配とは言わない・・・)していったかを研究す

る事は非常に重要なことだと思う。

日帝の犯罪行為を追及する研究は、強力に推し進めなければならない。

 

だがこの研究によって即、竹島(独島)が韓国領だということにはならない。

なぜならこの研究は、単に一時期(19世紀から20世紀にかけて)の一側面のみを捉

えているにすぎないからである。

竹島(独島)の帰属について、17世紀、15世紀、13世紀はどうだったのか?

本来どちらのものでもなかった竹島(独島)が、どうして朝鮮領とされてしまったのか。

その際強制は、あったのかなかったのか?

日本漁民の締め出しは、あったのかなかったのか?

そのあたりの研究が重要だ。

そして竹島(独島)が、国益の観点からどちらかの領土とされてしまう以前の時代に目を

向けたい。

そこには長い友好の歴史があったのだ。

 

「竹島(独島)は、どちらのものでもない」

これが私の結論である。

 

従って、日本の文部科学省が推し進めようとしている政策、すなわち教科書に「竹島は

日本の固有の領土」と記載させるのは、絶対に反対である。日本共産党も党の見解とし

て「竹島は日本の固有の領土」としているが、これも間違った見解だと思う。

 

また韓国政府に求めたいのは、「独島は韓国の固有の領土である」という主張をやめる

こと、そして韓国の子供たちにこうした間違った教育を行うのをやめることである。

でないと「竹島問題=植民地支配の問題」という錯覚、すなわち間違った固定観念を持

ってしまい、現在のような思考停止状態に陥ってしまうからである。これは韓国人にと

っても不幸なことだと思う。

 

「竹島(独島)は日本の固有の領土でもなければ、韓国の固有の領土でもない」

日本も韓国もこのように認識し、このように教育すべきなのである。

 

この問題の解決には、おそらく以上のような方法しかないのではないのではないだろうか。

 

もちろん、この竹島(独島)問題とは別に、戦前の日帝の犯罪行為を追及する手を弛め

てはならないのは当然である。

従軍慰安婦だった女性たちに謝罪し、生活の保障をすること。日本企業は強制連行をし

て命を落とした人達の遺族に謝罪し、賠償金を支払うこと。首相の靖国神社への参拝を

やめ、靖国神社そのものを解体すること。憲法9条を守り、平和主義を守ること。日本

の教科書に日本軍国主義ファシズムの犯した罪を明確に記載し、歴史の歪曲をしないこ

と。

 

かつて中世の時代、国や国境という概念が希薄で、竹島(独島)の周辺で、お互いの

漁民が仲良く漁をしていたに違いない。

漁獲の多い海域を教えあったり、方向を教えあったり、また一方の船が難破したときに

はもう一方の船が助けたり、お互い命を助け合っていたに違いない。言葉は違ってもお

互い協力して漁をしていたに違いない。これが友好の歴史だ。

 

だから竹島や独島という名称をやめ、それこそ「友情島」と名づける。そして昔と同じ

ように仲良く共同管理をする。

これがこの島の将来あるべき姿なのではないだろうか。

 

RE:竹島(独島)問題の平和的解決
金 正 勲 2008/07/25(金) 08:24

                                        

まずこの論議は、いま韓日間に問題になっている領土紛争に対して、多年信頼の交流を積んできた納谷先生と私が韓日交流をもっとも大事に思う心から率直に意見交換をするものであることを断わっておきます。

 

その意味から知り合いでもない人同士が揉めあうような論争とはその趣旨が異なるでしょう。何が問題かを的確に認識し、その問題にどう対応するかを考えるだけでも意味はあると思います。

 

こういうふうな雰囲気の中でも交流は続かなければならないと思います。韓国の市民団体が日本との交流を保留することも生じていますが、これに対しては非常に遺憾に思います。

 

ご投稿ありがとうございます。

ご指摘の通り日本では純粋な領土問題として捉え、韓国では植民地主義の影響も反映された問題として受け入れるところに認識の差はあるでしょう。

 

日本が日露戦争のため、独島(竹島)を強制的に編入したことのような歴史的な背景がなかったら、純粋な領土問題として考える人もいるかもしれません。

 

領土主権の問題とは別に、近代以前、独島がどちらの領土であったかを、歴史学専門の韓日学者が歴史的観点から緻密に究明する作業は必要だと思います。

 

だが、内藤教授をはじめ識見の高い韓日の歴史学者らは、すでに日本が強制的に独島を編入する時点の前に、独島は韓国の領土だという論を披瀝していますので、その点も念頭におき、判断するのが合理的ではないでしょうか。

        

最近東京学芸大学の君島和彦教授(東アジア近現代史専攻=韓日歴史共同教材編纂)も内藤教授の意見に同意し、韓国の領土として認めています(7月25日朝鮮日報インタービュ)。私は日本の良心的歴史学者の意見に耳を傾けています。

 

次に共同管理の問題ですが、歴史的背景を究明する作業も行われていないのに、「共同管理」と「友情島」という言葉を持ち出されるのは順序逆転だと思います。

 

新しい「友情島」を設けるのは賛成ですが、究明作業(多くの韓国人は強制編入する前の時点で独島は韓国のものと見ていますので、究明作業自体も許さないかもしれませんが)もせず、「共同管理」を優先に考えるのは少し無理だと思います。

 

慰安婦、強制連行、靖国神社、憲法9条、歴史歪曲などに対するご意見に感謝の意を表します。この問題に対しては私も近代以前のことについて勉強していきたいと思います。 

         

              

         

   写真は「ハンギョレ新聞」から  「君島和彦教授」      

 

                      

                                  


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